歴史

SASSEN(サッセン)刀はどうやって生まれた?

 

 

元々は護身術として相手の攻撃を「避ける」訓練をするため、数十年も前から構想がありました。

しかし、人間の眼だけでは正確な判定をすることが不可能であり当時は開発を断念しましたが、近年、スマートフォンやPC、通信技術(Bluetooth)の発展により正確な判断を行うための技術が揃いました。

そこで当時の構想を再度練り直し、SASSEN(サッセン)を考案しました。訓練を始めた当初は「競技・スポーツ」ではなく「護身術」の意味合いが強かったSASSEN(サッセン)ですが、刀の完成と共に確立されていきました。

新スポーツとして北九州で発祥したSASSEN(サッセン)ですが、現在の形になるためには様々な困難がありました。

 

SASSEN(サッセン)刀の進化・変遷

この競技を考えるにあたり、最も重視したポイントがあります。それは、安全な刀の製作です。

これまで100本近く試作を繰り返し、現在のサッセン刀が完成しました。その製作過程の一部を紹介します。

 

【刀の素材の歴史】

 

試作品①エアコンや水道のホースをカットして使用

 

→単体では強度が弱いため、ホースの中に新聞紙や下敷きを入れていたのですが、打撃の強さに耐え切れず、新聞紙が試合中に飛び出すハプニングも・・・。

→試作を何度も繰り返し、100本近くホームセンターで購入したため業者さんを間違えられることもありました。

 

試作品②某番組の罰ゲーム?

日本刀と同じ長さのエアコンホースの手元をテニスのバーテープで固定。

 

強度が増し、壊れる心配がなくなったものの、見た目が年末のガキ使「しばき棒」に見えるということで却下・・・。

 

試作品③現在のSASSEN(サッセン)刀へ

長さを日本刀や脇差の長さにするとスピード感が失われるため、45cm(短刀・肘から手先までの長さ)で製作しました。

問題のあった強度に関しては、発泡ポリスチレン素材をビニールでシュリンクすることで強度が安定しました。

 

 

 

ルールの歴史

SASSEN(サッセン)の大きな特徴は

「打数に制限があること」

打数を制限することで刀を振り回したり、不要な打撃が制限され、勝負の中に駆け引きが生まれます。そこに行きつくまでには様々なルールの変遷がありました。

 

【初期】 主審一人ですべての試合を仕切り、判定するアナログ式

1分間の間に打数を制限せずひたすらに打ちまくり、有効(クリーンヒット)回数が多いほうが勝利。

機械による補助が無いため、主審に大きな負担がかかりました。

 

【中期】 優勢に見えるほうが勝利(多数決)

1分間の間に初期と同じくひたすらに打ちまくり、試合後審判3人が話し合い勝敗を決める。

勝利の決め手は「なんとなく優勢だった方が勝利」こちらも機械による補助が無いため説得力に欠ける結果となりました。

 

【後期】 初めての機械判定導入

加速度センサーを使った初めての機械判定を導入。同じく1分間で打ちまくり、打撃回数の多いほうが勝ちというルール。

機械が正確にカウントすれば問題ないのですが当然上手くいかず、1分間打ち合ったにも関わらずスコアが「30対0」であることもしばしば。

結局は審判の話し合いで勝敗を決めることになる。

このように、判定が上手くいかず、ご意見などを多く頂きました・・・。

 

 

試行錯誤を繰り返し、機械でも人間でも判定しやすい方法として「打数に制限を設ける」ことにしました。

すると、試合に良い緊張感が生まれ安定させることができ、現在のルールである打数制限を設けたうえでの勝負が完成しました。

 

 

SASSEN(センサー)刀ができるまで

SASSEN(サッセン)刀は平成28年12月22日に特許を取得しております(特願2016-134070「スポーツ交戦装置」)

 

センサー刀の変遷の経緯

 

1:センサー刀の開発に着手。最初のプロトタイプとしてすぐに形にするため、PCで点数等を表示するシステムを開発。

打撃を判定するためのセンサーには加速度センサとジャイロセンサがセットになったセンサーモジュールを使用した。

1:次に、スマホ版の方がユーザーの幅が広いということで、iOS版の開発に着手。

センサー刀とiOS端末との通信にはBluetoothを採用した。

 

2:加速度ジャイロセンサーだけでは打撃の判定精度が低い(センサー仕様およびデータ処理的にスイングとHITの区別がつかない)ので、解決案としてマイクをセンサー刀内部に実装し 打撃判定精度の改善を試みた。

 

3:電源の性能不足(通信モジュールの消費電力が大きい)により、度々通信エラーが発生していた問題を解決するため、

大電流の流せるLi-Poバッテリー(モバイルバッテリー)を使用した。

4A:3で使用したマイクでは打撃判定精度が不十分であったため、細長い形状の圧力センサを縦に配置することで、

精度向上を試みた。

4B:4Aと同様の圧力センサ(スクエア型)を使用することで、狭いポイントのみを打撃ポイントとするバージョンとした。

 

センサー刀の経歴 ※構成パーツのポイントのみ抜粋

 

PC版 Ver.1

通信:XBee センサ:加速度ジャイロセンサ 電源:単4電池2本

iOS版 Ver.1

通信:BLE センサ:加速度ジャイロセンサ 電源:単4電池2本

iOS版 Ver.2

通信:BLE センサ:加速度ジャイロセンサ、マイク 電源:単4電池2本

iOS版 Ver.3

通信:BLE センサ:加速度ジャイロセンサ、マイク 電源:Li-Po(モバイルバッテリー)

iOS版 Ver.4A

通信:BLE センサ:加速度ジャイロセンサ、圧力センサ(縦長型) 電源:Li-Po(モバイルバッテリー)

iOS版 Ver.4B

通信:BLE センサ:加速度ジャイロセンサ、圧力センサ(スクエア型)電源:Li-Po(モバイルバッテリー)

 

SASSEN(サッセン)は今も進化し続けています

 

このようにSASSEN(サッセン)は武術の枠を超え、生涯スポーツとしての進化を続けています

今後も人々の健康のため、地域への貢献のために進んでいきます

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