体育の授業でSASSEN(サッセン)を取り入れるメリットについて

体育の授業で、何か新しい競技に取り組ませたいと考えている人は多くいることだと思います。
同じものばかりやっていてもつまらないですし、子どもも飽きてしまったりするので難しいポイントだったりしますね。

とはいえ、

・どんな授業を取り入れれば良いのだろうか
・SASSENって聞くけど、良いスポーツなの?

上記のように考える人に向けて、SASSENを授業で取り入れるメリットについて解説をしていきたいと思います。
3分程度で簡単に読める内容となっていますので、ぜひ見てみてくださいね。

SASSENとは?

SASSENはいわゆる「チャンバラ」になります。チャンバラごっこなどで昔から取り組んできたと言う人は結構多くいるかと思います。昔遊びなどとしても結構有名だったりしますよね。新聞紙を丸めたりして、剣を作ってきた人も多くいることかと思います。

もちろん楽しい遊びではあるわけですが、1つ難しいポイントがあります。それはジャッジです。そもそも審判がいないわけですし、どっちが勝った負けたが分からなくなってしまうケースが多いのです。

そうなると、勝敗をめぐってケンカになってしまったり、どちらかがケガをして離脱するまで続けてしまうことにも繋がるのです。

そういった状況は良くないでしょう。せっかく楽しいチャンバラもつまらなくなってしまう可能性があります。

そこで、注目されるのがSASSENです。SASSENはデジタルによるジャッジが採用されています。

そのため、剣が触れた時にすぐに勝敗がわかるのでトラブルになることも少なくなります。

機械がジャッジすれば正確なので誰でも判定に不服を言うことなく進めていくことができるのです。

まさに時代にあった画期的なスポーツだと言えるでしょう。

新しいスポーツだと言うこともあって、今は説明会なども多く行われているようですが、最終的には公園や広場などさまざまな場所で行われることが期待されている競技でもあります。

今後さらに多くの場所で行われるようになると考えて良いでしょう。

体育で取り入れるメリット

 

※愛知教育大学附属岡崎中学校にてGIGAスクール構想の一環として保健体育科の授業に導入(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000080158.html

では、実際に体育の授業で取り入れるとどんなメリットがあるのでしょうか。

一言で言い表せるわけではなく、さまざまな良い部分があるのが実情だと言えます。

以下でいくつかその内容について書いていきたいと思います。

良い運動になる

1つは良い運動になるということです。体育をするのであれば、しっかりと運動をして体を動かせる状態にしておくことは欠かせません。

そういったことが子供の神経系の発達などにも大きく影響をしてくるからです。そういった意味では、SASSENはプレイ中に手足をしっかりと動かすため非常に運動量が多くなります。

また、目で相手の動きをみていないといけないので、動体視力も高くなってきます。できるだけ、バランスよくいろいろな運動神経を身につけていくことが必要になってくるわけですが、

そういう意味でも、SASSSENを授業に取り入れるのは効率がいいのです。

時代にあっている

もう1つはしっかりと「時代にあっている」ということです。最近のスポーツを見てみると、いろいろなところでIT化が図られていることに気づくはずです。

最近だとサッカーでVARが導入されました。これによって選手のファールがすぐにわかるようになったり、ゴール判定でのミスが大幅に減っているといえます。

野球では、カメラワークなどが多彩になり、さまざまな角度から試合を見ることが可能になってきています。テニスでは、「チャレンジ」と言う形で選手がジャッジに納得できない場合、機械での判定を求めることができます。

このように、いろいろなスポーツでITの流れがきているといえます。今後もこの流れは進むと予想できますので、子供は早いうちからITを使ったゲームに慣れていく必要があります。そういった意味でも、SASSENは大切になってくるのです。

戦いが好きな子が多い

子供向けの、戦いのアニメや映画などは昔からかなり多くあり、戦うことが好きな子は多いです。

しかし、むやみやたらに戦うと怪我にもつながりますし、非常に危険だと言えます。とはいえ、子供たちにしっかりと戦える環境を作らなければストレスも溜まってきてしまうことでしょう。

そこで重要になってくるのが、安全に戦える機会を作ることです。教師が意図的に戦える場を用意してあげることで、子供たちが安心して戦えるようになります。

体育で行うことで、授業に対する興味も高くなってきますので、まさに一石二鳥だと考えていいでしょう。

マイナースポーツだからの魅力

SASSENは誕生してから数年しか経っていないため、まだかなりマイナーなスポーツであるのが実情です。野球やサッカーなどと比べると知名度も低いと考えて良いでしょう。しかし、マイナースポーツを行う魅力も多くあります。

まずは、他人から珍しがってもらえるということです。やはり、人と同じことばかりしていても自分の魅力や個性を出すことは難しくなってきます。もちろん、他人と同じことをするのもいいですが、それでは満足できない。

面白くないというお子さんもいるでしょう。そういった人にはSASSENに取り組むことで、大きな個性としていくことが可能になります。

また、新しいスポーツだからこそ上位に行くことが可能になります。歴史のあるスポーツだと、その分長く取り組んでいる人が多くいるので今から追いつくのが結構難しかったりするものです。

しかし、SASSENは新しいからこそ、まだ上手な人が他の競技に比べて少ないのが現状です。そのため、一生懸命練習すれば、比較的早く上位に食い込める可能性が出てくるのです。

将来的にSASSENが有名になった時に、すご腕の選手として活動できるかもしれませんね。そういったいろいろな可能性を秘めていると言えます。

ジャッジが簡単

体育で行うとなると、ジャッジをしなければいけなくなります。

しかも、教員がクラス全員のジャッジをするのは不可能なわけですから、子供達同士でジャッジをすることも増えてくるわけですね。

非常に素早い競技ですから、子供たちどうしで目視でジャッジすることは結構難しかったりします。

その点、SASSENは機械でのジャッジになりますので、非常に手軽です。審判がいらなくなるので子供が常に活動していることにつながってきます。

また、教員も審判をしている時間を別のことに使えるわけですので、授業が非常に楽になります。かなり良いスポーツだといえるでしょう。

出張体験会がある

SASSENは出張体験会を行っています。

やはり教師としても体育の授業を行う際には教材研究や授業の準備をしなければいけないことになります。

とはいえ、なかなか授業の準備ができなかったり、間違ったことを教えてしまうリスクもあったりしますね。

その点SASSENでは出張体験会がありますから、プロから正確な動作などを教えてもらうことができます。

正しい知識を身につけることができますし、教師も負担が少ないのでメリットも大きいでしょう。

子供に覚えてもらえば、あとは子供たちの方で勝手に行ってもらうことも可能になります。非常に取り組みやすい競技だと言えるのです。

まとめ

SASSENを授業で取り入れるメリットはとても大きいです。

これまで取り組んだことがない人であれば、新しい競技を始めるのは少し勇気がいるかもしれません。

しかし、将来的にも大きく役立つ競技ですし、早く始めておくメリットはとても大きいです。

早いうちに取り組んでいくようにしましょう。

 

こちらの記事は「まつむし」様に記載して頂きました。https://matsumushiblog.com/author/matsumushi